人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
50 万 円 の 壁 ?
 
 前回記事で50万円の壁について書きましたがどう思われましたか。
考える参考に、新聞記事を元に資料を追加します。
 
 そもそも人手不足の解消を視野に、50万円の壁を引き上げるという話なので、先ずは日本の人口について。日本の人口は2008年に最多の1億2808万人に達し、以後減少に転じて今年2025年1月1日現在の推計値は1億2359万人です。更に、2050年の人口は9708万人と推計されています。
 

 
 このように人口が減少する中、昨年9月15日現在の推計で65歳以上の高齢者は3625万人で過去最多、人口に占める割合も29.3%と過去最高。
 
 65歳以上の就業者数も令和5年に914万人と最多で、65歳以上の就業率は25.2%と主要国(G7)の中で最も高い。そして15歳以上の就業者総数の13.5%7人に1人は65歳以上が占めている。
 
 次に65歳以上の就業者を働き先別でみると、役員を除く雇用者が543万人で60.0%、自営業などが257万人で28.4%、会社などの役員が105万人で11.6%、そして雇用形態別にみると、役員を除く雇用者の52.7%がパート・アルバイトと最も高い。加えて令和3年の改正高年齢者雇用安定法施行で、70歳までの就業機会確保が企業の努力義務となっており、働く高齢者はさらに増える見通しです。
 

 
 この様な状況の中、高齢者の勤労意欲を阻害する「働き損」の状態を解消して高齢者の就労を促すため、『月収50万円の壁』を引き上げるというのが政府・厚労省の姿勢で、年金改正法案を提出し2026年4月から壁は62万円に上がる方向です。
 
 『月収50万円の壁』引き上げに貴方のファイナルアンサーは?
   (つづく)
年 収 の 壁
 
 「年収の壁」については、年収103万円等でご存知でしょう。一年間の給与収入が103万円を超えると所得税がかかる。
 103万円が壁で、壁を超えなければ所得税は発生せず、超えると所得税が発生する。
 
 アルバイトで働く学生などの場合だと、103万円を超えると本人に所得税が発生し被扶養者ではなくなる。すると、親も扶養控除が受けられなくなり税負担が増える。
 
 諸物価高騰の折、年間103万円で学生生活が送れる筈はなく、親に頼らざるを得ないのが現実だろう。少なくとも学生に対するこの壁の引き上げに賛成します。
 
50 万 円 の 壁
 
 ところで、50万円の壁、月収50万円の壁、をご存知でしょうか。一定の収入がある高齢者の老齢厚生年金を減らす「在職老齢年金」制度の適用基準額が月収50万円。
 
 この月収50万円が壁。給与と老齢厚生年金の合計が壁を超えなければ年金は減らず、壁を超えると超えた額の半分が支給停止になる。
 例えば厚生年金10万円で給与50万円なら月収は60万円になり、基準額の50万円を10万円超えるので、その半分の 5万円が年金から差し引かれる。
 
『働 き 損』
 
 そのため、年金が減額される「働き損」を避けて、満額受給できるように就業時間などの労働条件を調整して月収を抑える「働き控え」も少なくないらしい。

 
 そこで、人手不足に対して「働き損」状態を解消して高齢者の就労を促すため、政府は基準額つまり壁を2026年度から62万円に引き上げるよう見直すらしい。
 
 50万円の壁の解消、皆さんはどう思われますか。(つづく)


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