人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
いろいろな方に応援いただき、日本一周の旅を無事終えることが出来ました。改めて感謝申し上げます。感動のゴールから早くも2週間になりますが、さすがに疲労、筋肉の張りが溜まって、本来の体調とはいきません。とりあえず次の目標-フルマラソン完走-に向け大濠公園での練習を再開したところです。
出発前、よく言われました。『自転車で日本一周。凄いですね!』 その度に思いました。する気になるかどうかの問題。多少の金と暇さえあれば、誰にでもできることだと。日頃の生活に充実感があれば、わざわざ旅をする必要もない。 旅の間、かなりの数の仲間-自転車でバイクで、あるいは歩いて長期の旅をする人たち-に出会った。 一瞬、偶然の出会い。しかし、その一瞬に気心が通じ合う。年齢、男女の違いを越え、まるで旧知の仲のように話が弾む。同じ匂いを感じるのだ。人生を楽しもうとする姿勢。自分への挑戦。可能性への挑戦。そこに同行意識が生まれるのかもしれない。 そもそも今回の旅は、世界を自分の目と足で見たい-自転車で世界を旅したい-という、かねてからの夢を実現するための第一歩である。世界を旅するには、それなりの知識・体力・技術が必要であろう。それらを自分のものとして夢に挑戦したい。その最初の一歩として、日本を一周しようと思った。日本一周ができなくて世界を旅するなど論外だろう。とりあえずそれだけの体力があるか試したかった。長期の旅をするためのノウハウを蓄積したかった。気がかりは、専ら体力的なものであった。 しかし、旅を始めて10日も経たずに気がついた。大事なのは体力的なものより、むしろ精神的なものであると。 今回の旅で出会った人の中には、予想外?の厳しさに、出発数日にして計画を断念するという人もいた。私自身、初めの2~3週間、計画断念の文字が頭をよぎることもあった。言い訳はいくらでも転がっている。悪魔がささやく、『脚の腫れと痛みがひどい。無理をすれば取り返しのつかないことになる』と。 色々な言い訳に耳を貸さず、計画を推し進めるには、気持ちの強さ(単に気持ちをごまかすこと?)が必要だ。『脚が腫れても、自転車は漕げる』『脚が腫れるくらい誰にでもある』『山の中だったら走るしかない』『脚は腫れても、気分は晴れ、天気も晴れ!頑張る!』等々。こじつけでも何でも構わない。「強引グ、マイウェイ」それが計画推進の秘訣。人生を楽しむ秘訣なのかもしれない。 58日間の旅で、私が得た最大の物、それはこの「強引グ、マイウェイ」精神ではないかと思う。秋田県での鳥海山のエピソードが象徴的である。雲に隠れていようと、鳥海山は常にそこにある。当たり前のことだが、そのことにこれまで気付いてなかった。目の前の困難、苦しさばかりを見て、その向うにあるゴールが見えていなかった気がする。これからは、雲しか見えていなくてもその向うにある景色を見ることが出来そうである。 最後に、本ブログの更新は、第2、第4日曜にすることにします。今後もよろしくお願いいたします。また、2枚目の(写真)は、糸島の白糸の滝。サイクリングのお裾分けです。
日本の旅第58日。
曇り空だが、5時に長門出発。雨が降り始める前に距離を稼ぐため。なにより福岡ゴールを果たすため。 特牛(こっとい)辺りまでは順調だった。雨なし。走り快調。その後、予報通り雨が断続的に降るが、大したことはない。そして下関。関門トンネルを走り(歩き)遂に九州入り!80数キロを走りまだ昼前。あとは走り慣れた九州路。楽勝ペース! 人生、そんなに甘くない。まともな朝食をと、気の利いた店を探しながら、走り始めたとたん本降りの雨。濡れ鼠。店に入れる筈もなく、ゴールへの意識に切り替え。 しかし、悲壮感など微塵もない。淡々と、ゴールを見据え楽しんでいる自分があり、その事が妙に嬉しい。ゆとりの博多駅ゴールは微妙になりつつあった。 雨で思いの外時間がかかったようだ。激励のメールに力をもらい、時間との戦い。楽しい戦い。 遂にゴール!博多駅到着!博多駅での(写真)を見てやって下さい。 本日181キロ。 5月2日にスタートして、総走行距離7394キロ。挑戦第一段は無事終了。多くの方々の激励、応援のおかげです。心より感謝いたします。 なお、今回の旅の総括等のため、本ブログは、原則的に毎週日曜日に更新、継続の予定です。 ブログへの投稿も受ける形にするつもりです。これからも、何卒よろしくお願いします。
日本の旅第58日。
さらば!本州! ただいま!九州! いま関門トンネルを通り、九州入りしました。遅い朝食を求めて走ります。 雨には降られましたが、雷なし。ついてます。 現在87キロ走破。
日本の旅第56日。
天橋立までは、実は去年走ったのです。従って、写真を撮る気が起きない。ところが、たった一年前のことの筈なのに、記憶に残っている情景と一致するものが少ない。 山陰は、刻々と変わっているのだ。新しい道路が次々と整備されている。来年走っても、きっと変化に驚くに違いない。 さて、宿を発って3時間ほど、米子にさしかかる。壽城という菓子屋を探すが、わからずじまい。小樽のルタオと同系列の店だ。帰福後にルタオのを取り寄せることにし諦める。 米子から出雲間の一番の見所は、宍道湖であろう。これも去年見たので特に足を止めない。(写真2)でご容赦下さい。ただ対岸が見えないほどの大きさは一見の価値あり。 本日のもう一枚の(写真)は出雲郊外の神西湖です。落ち着いた佇まいが気に入って撮りました。 走りながら考えるのは、帰福のことばかり。何のために走っているのやら。(笑)天気次第になるが、明後日月曜日か火曜日にゴール予定です。 本日169キロ走破。大田(おおだ)市仁摩町に投宿。 |
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