人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
 6日日曜、さが桜マラソンに出走しました。目指すはサブ4 ── フルマラソンの4時間切り完走!

 朝6時前、自転車仲間でありラン仲間である lucky-pine さんに同乗させて頂き佐賀へ急ぎます。


 更衣会場、張り詰めたざわめきの中で準備を整えます。
 補給食、ポンチョ、塩飴、それに携帯。準備万端OK!


 外は肌寒さを感じるけれど晴天。期待と緊張と不安を抱えて10000人のランナーがその時を待ちます。ゲストランナーには川内優輝選手。


 スタートして間もなく、2㎞地点辺りだったか『間もなく先頭選手が戻ってきます』のアナウンス。こちらがやっと2㎞かという時に5㎞超! 余りの速さに驚くばかり・・。今日はレーダー取締やってないんだ・・!

 別世界・別次元の選手はさておき私。1㎞5分37秒を目標に淡々と走ります。去年のDブロックから今年はBブロックのスタートになり、最初から安定したペースで走ります。周りは更に速いペースで次々と追い抜かれますが、、、気にしない、自分のペースを守ります。

 ペースが速すぎないように、フォームも確かめながら順調に走る。昨年はハーフ地点では既に疲労感があったように記憶するが、ハーフは勿論25㎞地点でもそれほど疲労を覚えない。

 逆風気味の強い風に逆らいながらの走り、徐々に体力を消耗したようだ。27〜28㎞辺りで4時間のペースランナーに並ばれる・・。

 ここが頑張りどころとペースランナーの前に出たり付いて行ったり、しかし35㎞前後から徐々に走りが苦しくなる。脚が上がらないのか平坦なところでも躓きそうになる。

 昨年レースでお世話になったOSさんの奥様がボランティアをされている37㎞前の第8関門まで辛うじて『走っていました』。

 奥様に激励の握手をして頂いた後、暫くするとペースがガクンと落ちるのを感じます。最後の3㎞迄我慢、そこから最後の一頑張り。と思うものの体は重さを増すばかり・・。ペースランナーの姿がどんどん遠くなります。

 いよいよ残り3㎞、大濠1周半、しかし、ペースアップどころの話ではありません。脚はいよいよ重く顔を歪め、目をつぶっての走り。競技場が見える! しかしペースは上げられない・・。

 そしてゴール。タイムは?
 タイムはグロス4時間00分49秒。
     ネット4時間00分04秒。


 意外なことに悔しさはそれほどありません。むしろ満足感が勝っています。今年元旦からレース前日までに走った距離970㎞。そして自己ベストの大幅更新。努力は報われました。そして、次なる目標を与えてくれました。

 福岡マラソンでのサブ4達成。そして、来年さが桜での3時間50分切り達成。サブ4は永遠の目標ならず。サブ4よ驕るなかれ!

 lucky-pineさん! 初マラソン完走・サブ4達成おめでとうございます。流石です!!
 昨年12月292㎞、そして今年1月330㎞。
 私としては暴走・爆走とも言える練習量。20㎞走、30㎞走のタイムも確実に改善。さが桜マラソンでのサブ4達成が目標とは言え、高知龍馬マラソンに期するところが全くなかったと言えば嘘になる。しかし、総ては一炊の夢・・。


 前日は夕食を早めに取り、今日16日は早朝5時前満月を眺めながらの散歩にストレッチ運動。


 そして6時には朝食。お陰で快便。更にスタート直前もう一度トイレ。準備は万全である!

 9時、スタートの号砲が前方から聞こえてくる。


 GPSのスタートボタンを押す。暫くしてスタート地点へ向かって歩き始める。スタートラインに達したところでラップボタンを押す。号砲から1分4秒が経過。

 暫くすると周りの間隔が広がり走りに相応しいペースになる。前日までの3日間の完全休養で体が軽い。徐々に遅れを取り戻すべくペースを上げる。

 第12ラップ終了(11㎞)までは、第3、4ラップでややペースを上げすぎた点を除けば順調。しかし、第13ラップで便意を催しトイレに駆け込み、約2分のロス・・。

 振り返ってみて、ここが一つのポイントであった。レース復帰後、それまでペースを意識していたのが、遅れている距離に意識が傾き心に焦りが生じた。意外にアップダウンが多く、晴天で日射しがあったことも負担になった。

 25㎞手前の浦戸大橋はかなりの勾配で、太平洋を望む景色にカメラを向けるゆとりは失せていた。その後の桂浜から伸びる海岸沿いのコースは唯々自分の弱い気持ちを抑え込んで走り続けた。

 時折の強い向かい風には涙が出る思いだったぜよ・・。
 若干贔屓目であるかも知れないが第28ラップ27㎞迄はまずまずの走りか? 大半が歩いて上る競技場前最後の上り坂を極めつけとして、苦しい30㎞以降を走り抜いたのは完「走」への執念の力である。そのGarminの記録

 完走証の記録。
  記録     4時間21分28秒
  ネットタイム 4時間20分22秒
  男子総合   1455位/4679人中


 今回のレースを分析・反省し、汗で塩吹いたウエアを勲章として、さが桜マラソンでのサブ4達成を瀬戸の夕陽に誓いました!
 15日、いよいよ高知へ出撃の日!


 一緒するmaple-tutumiさんと博多駅で待ち合わせ。10時過ぎの新幹線で岡山へ!

 鹿児島始発の列車だったが、運良く3人掛けの席に空席が二つ。先客の青年に断り相席することとなった。

 この青年Fさん、弱冠24才ながら我々壮年・老年コンビに嫌な顔一つ見せないばかりか、我々との会話を楽しんでくれている風であった。活き活きとして誠実な姿勢に我々も話に興が乗り、結局は岡山までの車中ずっと話に花が咲くこととなった!

 勿論話題は自転車やランに関することが主だったが、いつの日か一緒に走ることを約して大阪へ向かう青年と別れた。袖振り合うも多生の縁、再会の日のあることを願うこと切である。

 楽しく話が弾んだ新幹線車中であったが、岡山からは一転最悪だった。
 人身事故によりダイヤが乱れ、岡山発11時過ぎの列車に乗車。実際に発車したのは13時過ぎ・・! 子供であればペイントの施された列車で喜んだかも知れないが?


 瀬戸大橋からの眺めや数日前の雪の残る景色を楽しみながらの旅となったが、列車は満員で終点まで席に座ることはなかった・・。




 4時頃に高知駅到着。約3時間不安定な姿勢で立ちっぱなし、既にマラソンを完走した心持ち・・?


 前日受付を済ますや即宿へ直行。


 長距離走途中に便意を催すことが常態化している点を考慮、6時前に食事を済まし、腹ごなしも兼ねて外を歩く。
 夕暮れの空は深い青。明日は天気には恵まれそうだ!
 24日、リレーマラソンの日!
 午後3時に一緒に参加するlucky-pineさんに迎えに来て頂いた。都市高の車からの景色はご覧の通り・・。
   

 雨が降り、山々はすっかり厚い雲に包まれている。
 夏バテ気味の体調もあり重い気持ちで会場へ向かう。

 途中、夜食や飲み物を買い込み5時頃には宗像のグローバルアリーナ到着。幸い雨はポツポツ程度だったが周囲の山々には厚い雲。受付を済ませてスタート地点で記念写真。


 6時半から開会式。


 出走は38チームと少ないが、ソロは私と lucky-pine さんを含め4チーム。ほとんどが10人以上での参加、最大チームは17人。職場やラン仲間の親睦会的な雰囲気。応援だけの参加者と大会関係者を併せると4〜500人はいたか?

 午後7時スタート直前。背後のどす黒い雲が不気味だ!


 案の定、スタートして間もなく大雨・・。ザーザー降りの中を淡々と走る。スタート前、腰に痛みがあったが、いつの間にやら忘れていた。しかし、夏場の、今年の夜の暑さは並みじゃ〜ない。1周約1㎞のコースを15周回した頃から休みをとりながらの走りとなった。

 スタートから4時間経った11時までに26周回。この時点で、前半・中盤・後半の各4時間に25周で計75周回する目標を立てた。

 スタート8時間後、計画通り51周回、約53㎞走破。
 ここで作戦通り、長めの休みを取り体力回復を図り、後半で勝負することにした。そして、これが致命的な作戦ミスとなった・・。


 休憩中に俄に雨・風が激しくなり、からだが冷えて震えが止まらなくなったのだ。レインウエアを3枚重ね着し、何とか寒さを凌ぎ、小降りになるのを待って走ろうとした。

 無理でした。脚は痙攣し、尚かつ足の裏の皮膚が破れめくれているのか痛くて歩くのもままならない・・。

 結局約8時間53㎞で、私の挑戦は終わりました。
 あとは、黙々と走るlucky-pineさんを見守りました。


 雨風は更に強くなり、25日午前4時半をもって打ち切り終了となりました。今回の私のデータはこちら

 悔いの残る反省点ばかりのレースでしたが、苦っ楽しさを存分に味わいました。大変お世話になったlucky-pineさん、そして、雨の中懸命に大会運営をして頂いた関係者の皆さんに心から感謝します。もう一度挑戦します!
 さが桜マラソンに参加しました。

 6日、
maple-tutumi さんと奇跡の出会いのOSさんのお宅を訪ねました。maple-tutumi さんには居心地の悪い思いをさせるかな・・。と心配しましたが、またもや奇跡!何と二人は同じ仕事だったのです!勿論OSさんは既に退職されていますが、、。
 

 私こそ蚊帳の外。(^^) 意気投合した二人、温泉で話が弾みます。
OSさん、温泉に夕食ご馳走様でした。

 家に戻ると、今度は奥様も加わって迫力の50インチ?テレビで
OSさん撮影のビデオ、懐かしい北海道旅行をメインに鑑賞です。奇跡の舞台となった襟裳岬の宿の場面など、食い入るように見入ってしまいました。

 明けて7日、獲れたての野菜等で奥様が準備して下さった贅沢な朝食で腹を満たし、いざ出陣!
 夜通し降った雨・風も幾分収まり、何と虹です!


 こいつぁ〜縁起が良い! 
(虹、見えます?)
 会場まで車で送って頂きます。しかし寒い!寒すぎる! 
急遽寒さしのぎにビニール袋を被って走ります。

 尚か〜つ、ランナーが多い!多すぎる!
 マラソン 8670人、10㎞ 2249人、総勢 10919人が一斉にスタート!
 スタート地点は見えない、号砲もいつ鳴ったやら・・。
 記録では、スタートラインまでに4分37秒が経過!

 寒さ、時折吹く強風、更に雨まで!
 35㎞辺りから脚はパンパン、カチカチ。痛み・弱気の虫と戦いながらの苦行となりましたが、36㎞給水・給食ポイントでボランティアのOSさん、更にその先で奥様からの熱い声援をいただき感激走!

 ゴールの陸上競技場前ではゲストの有森裕子さんと固い握手のハプニング! そして抱き合い感涙にむせぶ二人・・・は、妄想の世界に留め置いて最後の力走。σ(^^)
 ゴ〜〜〜〜!\(^O^)/GPSデータはデータラメ?)

 見事
サブ4達成!
 『おめでとう、maple-tutumi君!』

 私もサブ4達成?
 ちょっと違います。私の場合
寒ブ4

 グロスタイム 4時間21分23秒
 ネットタイム 4時間16分46秒

 『宣誓!四万十川ウルトラマラソン挑戦します!』

          OSさん宅の見事な槇、一株から四本の幹

 最後に、OSさんご夫妻と家族の皆さん、本当にお世話になりました。大会関係者、ボランティア、沿道で声援頂いた皆さん、有り難うございました。そしてHDさん、次回はサブ4を目標に頑張ります。

 




カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新コメント
[01/15 Cycle 86]
[01/14 堤健一郎]
[01/13 Cycle 86]
[01/13 堤健一郎]
[01/11 Cycle 86]
[01/10 堤健一郎]
ブログ携帯版