人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
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  明日4日は福岡まで飛行機の移動あるのみ。今日8月3日
 が実質的に北海道登山最終日である。

  今日も桂田の朝食で一日は始まった。




  食事後、車を走らせること約2時間、雌阿寒温泉側登山口
 に着いたが、その途中で奇跡が起こった。

  10年前自転車で日本一周した際、美幌峠から網走へ走り
 下りた白樺並木の道を横切ったのだ。一瞬のことだが、直ぐ
 に分かった。まさに奇跡!懐かしさに胸が熱くなった。しか
 〜し、感動の余り写真を撮り忘れたのは、、、残念・・。

  閑話休題、雌阿寒岳登山のことである。登山口に着くや即
 高い松の樹林に足を踏み入れる。スタート直後から結構な傾
 斜の上りが続く。

  斜里岳・羅臼岳登山で筋肉疲労気味、かつ、足の爪を傷め
 た身には辛い。昨日に続いてカメラ持ち腐れ。

  しかし、汗でグショグショになり登る中にハイマツが徐々
 に低くなり、見晴らしが良くなってきた。カメラの出番到来
 である!


  大きな沢地を渡った4合目あたりから傾斜は更に急になり
 苦戦を強いられたが、松の丈は更に低くなって、素晴らしい
 眺望に疲れも吹き飛ぶ。




  神秘的な色合いのオンネトーが見えてくると、もう疲れな
 ど忘れて、標高を稼ぐとともに変わる景色に夢中になった。




  次の写真は9合目手前あたりか? 既にマツは姿を消し高
 山植物が所々、あとは岩があるばかりである。稜線も近い。


  稜線に出てまもなく、別世界の光景が待ち受けていた。噴
 気孔からの音が響き、火口壁に囲まれた底には赤沼がある。
 底知れない爆発的なエネルギーを感じる。ふと、御嶽山噴火
 の記憶が蘇った。



  火口沿いの稜線を、時計回りに更に進む。


  北に遠く阿寒湖と雄阿寒岳が見える。






  そして、標高1499m 雌阿寒岳頂上。


  頂上の先には更に道が続き登山者の姿も見える。残念なが
 ら、我々はいま来た道を引き返す。


  引き返す前に、火口壁際から火口を覗いた。そこには赤沼
 のある火口丘から一段高い火口原が広がり、目玉のように青
 沼がある。なんとも不思議な光景だ。目玉の先には噴煙が上
 がり、その奥には阿寒富士が鎮座していた。




  後ろ髪を引かれる思いを振り払い、別世界を後にした。
 本日のルート・距離 雌阿寒岳登山:7km

  北海道登山旅。斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳の三山登頂、美
 幌峠〜網走の白樺並木の道との10年ぶりの遭遇、感動満載
 大満足の5日間だった。

  しかし、何しろ自然豊かなでっかいどう、脚力不足もあり
 その魅力を味わい尽くしたとは言い難い。体を鍛え直し、い
 つの日か北海道に再チャレンジしたいもの。

  最後に、この5日間を共有した友に心から感謝したい。全
 ては友の存在あってこそ実現したことだから。
  北海道旅第三日。8月2日の始まりは『桂田』での朝食か
 ら。昨夜は店内での宴会だったが、今日はテラスで食事。ト
 レー2つで一人分、美味しいけれど量が圧倒的過ぎ


  眼前にはオホーツクの海が広がる。
  爽やかな空気もご馳走だ。


  8時半前、標高 230mにある木下小屋の羅臼岳登山口から
 入山、標高1661mの羅臼岳山頂を目指す。


  広葉樹林の中の登山道に入ると、すぐに急斜面をつづら折
 りの登山道が続く。眺望の利かない厳しい登りに汗が滴る。

  昨日の斜里岳で疲れた足は重く、登頂への不安と熊との遭
 遇への不安が重くのしかかる。なんたってウトロでは連日飼
 い犬が熊の餌食になっているのだ・・。(冷汗)

  しかも、狭い登山道のあちこちに昆虫を絡める蜘蛛の巣の
 如く木々が低く枝を張っている。昨日の斜里で20回、今日
 は30回以上頭をぶつけ、顔面をぶつけた。ショックで頭の
 切れが良くなるものなら我慢もするが・・。

  こんな状況で写真を撮ることに頭が回らなかった。弥三吉
 水・銀冷水の2つの水場でも冷たい甘露水を頂いただけ。

  カメラを手にしたのは、羅臼平に続く大沢に出てからだ。






  羅臼平が近づくにつれ、いろいろな野草が目を楽しませて
 くれる。特に、鮮やかな青のリンドウに目を奪われた。




  大沢を登り切ると標高1345mの羅臼平、ここで登山道は左
 右に分かれる。


  左に折れると三ツ峰を経て硫黄山へ至る。


  右へ進んだ先に聳えるのが羅臼岳だ! 不安一杯、途中離
 脱も選択肢だったが、ここまで来たら!!


  軽く空腹を満たし、温かいコーヒーを飲んで遠い山頂に向
 かう。『レッツゴー!』

  しか〜し、最初の松の絨毯を縫って歩くのは大して負担で
 なかったが、その先に最大の試練が待ち受けていた。再びカ
 メラは山頂まで出番なしになった・・。

  まるで、岩山登山だった。しかも、岩はでかく、傾斜は急
 峻。時に四つん這いになり、時に岩に縋り付いて登った。写
 真より身の安全確保が最優先。

  もっとも、無事帰宅した今は写真の少なさを残念に思う自
 分がいる。ったく〜〜、贅沢にもほどがあるぜ・・。

   しかし、標高差1400mを登り切り、半ば無理かと思ってい
 た難敵羅臼岳制覇!

  その山頂から三ツ峰、硫黄山方向を望む景色。



  国後島・太平洋側は雲の下・・。

  オホーツク海側は



  ウトロ『桂田』方向を見下ろす眺望。


  不思議なことに、身の危険さえ覚えながら登った岩場だっ
 たが、降る時にはゆとりがあった。視野が広がるからだろう
 か、進むべきルートが自ずから見えてくる感じだ。

  従って、再びカメラ登場。高山の宝石をご覧あれ。




  木の枝との数多のぶつかり稽古の痛み、降りの衝撃に黒ず
 み死んでしまった足の爪、強烈な西陽、全てに耐えながら山
 を降りた。

  その間、我が頭を独占したのは露天風呂! 風呂嫌いの我
 が想いは、ビールでなく風呂に溺れたのだ。

  写真の少なさに反比例して、思い出多き羅臼登山だった。
 本日のルート・距離 羅臼岳登山:15km
  7月31日、福岡空港から飛び立った。

  2時間半ほどで新千歳空港へ。北海道はでっかいどう!


  新千歳に福岡組、羽田野・中村・村上、関東組、木内・園
 田・山崎の6人が全員集合!   夕方6時過ぎレンタカーを疾
 駆させ、深夜零時直前斜里のホテル到着。

  睡眠は5時間ほどだったろうか、翌朝斜里岳を目指した。


  車窓から望む斜里岳の威容に圧倒される思い。
  登山口は清里町『清岳荘(せいがくそう)』

  いざ出発!


  約一時間で下二股、この先は滝の連続する沢伝いの旧道を
 足を滑らせないよう、時にロープを頼りに歩を進める。










  旧道を歩くこと更に約1時間で上二股で新道と合流。この
 後、低い緑のトンネルの中にがれ場が続く。最後に待ち受け
 るのは胸突八丁。


  やっとの思いで上り抜けると馬ノ背、ここから更にハイマ
 ツの中を進んで山頂を目指す。これで頂上と思ったが、、、


  山頂と思った所には白い祠があり、裏手に回ると本物の山
 頂に至る最後の急斜面が続く。




  山頂はガスって、あまり見晴らしが利かず残念・・。


  しかし、祠のあたりまで下ると景色もまずまず。


  時折、雨粒が落ちる中、馬ノ背から上二股へ下る。


  上二股からは、沢沿いの旧道を避けて熊見峠を経由する新
 道を下った。しか〜し、やや遠回りで距離的には長く、新道
 だけに結構しんどかった。(笑)

  斜里岳方向を振り返る。いや〜、よく歩いたもんだ。


  熊見峠から先、下二股までの永遠に続くかと思える下り坂
 に苦しんだこと、更に下二股から清岳荘まで雨の中を歩く羽
 目になったことは、沢に流してしまった!

  ただ、ウトロの国民宿舎桂田のビール・じゃがいも焼酎と
 料理に心身が癒やされたことだけを記憶に留めよう。


 本日のルート・距離 斜里岳登山:12km
  落ち着いた雰囲気の木立に心のけがれも洗われる思い。そ
 れはないか・・。さて、この写真で場所がわかるなら奇跡!


  平成最後の日、女性メンバーの先導のまま辿り着いたのは
 如何にも女性好み『森のSoba Cafe ゆふそら』。その店先の
 散策路。

  料理もお洒落で上品な感じだ。味もなかなか!


  今日4月30日、由布岳登山で由布院を訪れた。生憎の雨
 で登山は明日の天気まかせということで、この夜は由布院の
 居酒屋で平成最後の日を送った。


  前夜シトシト降り続いた雨は、今朝降り止んでいた!
 令和初日5月1日は我々に微笑んでくれた!

  令和最初の登山の前、令和初ジョギングも楽しんだ。
 由布院6kmJOG:626

  さて、肝心の登山だが、残念ながら晴れ渡った空の下での
 登山とはならない。それを願うのは無理筋というもの。時折
 ガスのかかる道を歩いた。


  しかし、人生何が幸いするかわからない。ガスを抜けた先
 には雲海とそれを突き抜けて姿を見せる山の景色! 最高!

  ときおり響く鶯の谷渡りにこの世の幸せを感じる! まさ
 に平和な令和初日。


  高所恐怖症のメンバーの存在もあり西峰は回避。東峰を目
 指すことになったのは幸いだった。自身二度目の由布岳登頂
 だが、前回登ったのは西峰なのだ。


  その今回初登頂の由布岳東峰! 曇っていればこその眺め
 を堪能した。






  雲間に広がる由布院の町並み!

  尚か〜つ、山を下り帰路に就いた車窓からは由布岳がその
 全容を見せてくれた。その巧まざる演出が憎い、憎い!


  願わくは令和の御代も斯くあらんことを!
  5月2日、昨日に続き友人羽田野君と井原山へ向かった。
 ミツバツツジを見るのが目的だ。そろそろ満開の筈。

  しか〜し、山頂周辺の開花状況は、、満開までもう数日?

  しかし、やや肌寒さを覚えた前回訪問時から季節は進み、
 暖かい青空に恵まれた。





  モミジの緑も一様ではなく、微妙な濃淡を呈して目を楽し
 ませてくれる。


  車で訪ねた余録にあずかり、鬼ヶ鼻岩にも立ち寄る贅沢!

  蒸せるような濃い緑よりこれくらいの緑の時季が好きだ。


  鬼ヶ鼻岩からの眺め最高! しか〜し、いつ来ても背筋に
 戦慄が走るのを覚える・・。真っ逆さまに絶壁を落ちる映像
 が思い浮かんでしまうのだ。



  脊振山系、自転車で何度も縦走したことがあるが、いつか
 ランで縦走といきたいもんだ。もし、実現したらマラソンな
 んか怖くない!  かも、、。


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