人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
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  5月2日、昨日に続き友人羽田野君と井原山へ向かった。
 ミツバツツジを見るのが目的だ。そろそろ満開の筈。

  しか〜し、山頂周辺の開花状況は、、満開までもう数日?

  しかし、やや肌寒さを覚えた前回訪問時から季節は進み、
 暖かい青空に恵まれた。





  モミジの緑も一様ではなく、微妙な濃淡を呈して目を楽し
 ませてくれる。


  車で訪ねた余録にあずかり、鬼ヶ鼻岩にも立ち寄る贅沢!

  蒸せるような濃い緑よりこれくらいの緑の時季が好きだ。


  鬼ヶ鼻岩からの眺め最高! しか〜し、いつ来ても背筋に
 戦慄が走るのを覚える・・。真っ逆さまに絶壁を落ちる映像
 が思い浮かんでしまうのだ。



  脊振山系、自転車で何度も縦走したことがあるが、いつか
 ランで縦走といきたいもんだ。もし、実現したらマラソンな
 んか怖くない!  かも、、。
  13日土曜、高校同窓の羽田野君、大石君と井原山登山に
 出かけた。朝9時羽田野邸で合流、大石君の運転で瑞梅寺登
 山口へ向かった。

  大石君とは互いに名前を覚えている程だが、百年の知己の
 如く打ち解け話が弾んだ。同窓生とは、時の溝を埋める瞬間
 強力接着剤だ!


  山が共通の趣味で今回の登山が実現したようなものだが、
 俄登山家の私の登山歴は三人の中で断トツのビリ、山登りを
 楽しむようになって精々4〜5年である。

  今の時節の木々の緑を何と言うのだろう? パステルカラ
 ーの優しく柔らかい緑。生命の力を感じるが、もう少し季節
 が進んだ頃の命溢れ滴る感じとはちょっと違う。





  アンノ滝(庵の滝?)は、滝と言うにはあまりにも水量が
 少なく少々残念だった。このところの雨の少なさの表れだろ
 うか。ザアザアと流れ落ちる様をもう一度見てみたい。

  登るにつれ樹々は芽を着けるばかり、ミツバツツジの花が
 楽しめるのはもう2週間ばかり先のことか? これからしば
 らくは生命爆発の時季、その先は蒼翠の緑滴る夏!






  登り始めて2時間少々、井原山山頂到着!


  山頂はやや風強く肌寒さを感じたが、温かいカップラーメ
 ンで小腹を満たせば、360度の眺め最高!

  遠く望む有明海

  糸島

  福岡市街地




  山頂からの眺めも素晴らしいが、道すがら眼福に預かった
 いろいろな花にも心が弾んだ。もっとも、特に野草について
 はほぼ全て名前を知らないのは残念なことだった・・。

  以下、拙いコメント抜きで花を眺め、山の春を感じていた
 だければ幸い。













  最後の写真は樒(シキミ)だと思うがどうだろう?

  今日はランは割愛、体のバランスを意識しながら山歩きを
 楽しんだが、心身共にリフレッシュされた!  GARMINの操
 作ミスで走行距離?だが、往復10kmとしておこう。

  持つべきものは友! この佳き一日に乾杯!
  朝6時にはスタート! って計画してたんじゃ〜? 計画
 はいいけど、実行が伴わないんだよな・・。(汗)

  3時間遅れで9時前スタート!要は30km走る自信がない
 ってこと。ペースは問題外、歩かないことだけが目標。2週
 間後フルマラソンを走る者の目標かって話だが・・。

  しか〜し、あまり気が乗らないまま出かけたことがときめ
 きランの始まりであった。


  福岡大学病院付近で、リュックを肩に走る女性二人。コン
 ビニ休憩で一緒になりご挨拶。重い足に反比例、気持ち一気
 に軽くなった。(笑)

  一方はなんと春日から走ってきたそうな!! 運動に汗を
 流す女性、活き活き気持ちさっぱり魅力的。『千石の郷』へ
 のグルメランとのこと。

  30km走の見えを張って、一人136号へ進路を取る!
 あ〜〜、男はつらいよ寅次郎・・。(涙) またいつかお会
 いしましょうね! 福岡マラソンお互い顔晴りましょう!


  ひたすら傷心の重い足取りで進む内、見覚えあるジャージ
 に身を包んだ自転車乗り。『お久しぶり〜っ!』チャリ友に
 してラン友のlucky-pineさん!


  ローディー殺しの軽やかな走り健在! しばし近況交換、
 軽やかに去りゆく姿を見送った。また一緒しましょう!

  小笠木峠越えはコース一二を争う辛い上り坂だが、思いが
 けない二つの出会いに元気をもらい顔晴り抜いた。

  しか〜し、二度あることは三度ある?!
 膝ガクガクで下り坂を降りているとグレッグさん! 挨拶交
 わすのがやっと状態だったが、颯爽と去っていく姿を一枚!


  歩かないだけが取り柄、休憩だらけの30kmだったが、 三
 つの奇跡の出逢いで楽しい一日になった。宝くじ買ったら当
 ってたかも、、?

  この後、萩の原峠ともうもうランドの激坂に苦しめられた
 が、行楽客で賑わうもうもうランドの牛たち

  市民の森を包む金木犀の香りに癒やされて30km走破。


  フルを完走するには課題の多い走りだったが、スタート最
 後尾には着けたとしよう! あとは得意技、運任せの術。
 小笠木30kmJOG:726(722→745→711)
  7月29日、今朝は起床が遅かった。昨夜11時近く就寝
 で、5時過ぎ起床。

  しかし、昨日と違い今日はトレッキング! 景色を楽しみ
 気楽に散策だ〜っ!

  10時、茶臼口から遠足気分でルンルンスタート!


  しか〜し、ルンルン気分は一瞬で萎んだ。今にも雨が降り
 そうな空模様。尚かつ、結構な勾配の上りが続く。話が違い
 まっせ・・。昨日の登山の影響で足パンパン状態。スズメバ
 チ?にもつきまとわれペースもテンションも上がらない。

  昨日下りで足を痛めた羽田野君が引き返し、八幡平近くま
 で車を回してくれることになった。


  茶臼岳山頂に登ったが、ガスって全く眺望が利かない。


  茶臼岳を過ぎるときつい勾配の上りは少なくなったが、岩
 が多く歩きにくい道が続いた。とても散策する、という感じ
 ではない。

  しかし、いろいろな花が目を楽しませてくれ、また徐々に
 湿原も姿を現しお花畑を歩く気分。







  黒谷地湿原を抜け源太森に向かう上りからの景色は目に焼
 き付いている。アルプスの少女ハイジでも駆けてくるような
 雰囲気を感じたのは自分だけか?


  しかし、今回一番の眺望は源太森から八幡平に至るルート
 沿いの眺めだ。重症カメラでその全貌を伝えられないのが残
 念だが、それまでの疲れを吹き飛ばしてくれた!






  この景色をゆったり気分で楽しめたのは羽田野君のお蔭で
 ある。八幡平近くに車があると思えばこそ、心から自然の美
 しさに浸りきることができたのだ。

  時折ガスに包まれ雨の降る中を茶臼口まで戻るとしたら、
 厳しい岩手山登山の再現になっていたに違いない・・。

  噂をすれば影




  再度全員集合、八幡平から20分も歩けば駐車場。かくし
 て八幡平登山は終わった!

  いや、まだ終わらない。これまで参加するだけの自分だっ
 たが、八幡平で初めて企画を担当した。
  登山の後は温泉でしょ! で、訪ねたのが藤七温泉。駐車
 場から車で10分程の至近距離にある温泉だ。

  『気っ持ちい〜ぃ!』 広い温泉借り切り状態。山の中腹
 にひっそり佇む温泉。大自然に抱かれ視界を遮るものなし。
 自然との一体感、疲れが吹っ飛ぶ!

  そこへ新たな入浴客。そう、ここは野外『混浴』露天風呂
 である。その混浴が現実に! 温泉タイムが長くなったのは
 自然の成り行きであろう。

  証拠写真? 超残念ながら・・。あれは夢か現か幻か。

  代わりに石割桜の証拠写真を。(見たくないっか〜?)






  昨日、今日と楽しい登山旅だった。
 次は富士山?屋久島?羅臼山? もう今から楽しみだ!
  7月27日、羽田野君、中村君と福岡空港から花巻空港へ
 向かった。盛岡駅近くのホテルで木内君、園田君と合流。今
 日は総勢5人での岩手山・八幡平登山初日。

  山崎君が急遽不参加になったのは残念だったが福岡マラソ
 ンは共に出走予定。その折じっくり土産話をするとしよう。


  先ずは駅前居酒屋で、明日の登山に向け英気を養う。


  翌28日9時前、馬返し登山口をスタート!


  台風の心配なく、福岡より凌ぎやすい気温の下、颯爽と頂
 上目指し歩を進める。


  いろいろな花やキノコに心は躍り足どりも軽い。




    0.5合目の表示には驚いた。一合目まで勾配はないがやけ
 に長く感じられた。一合目の表示にほっと一息。


  しか〜し、一合目から先はガレ場岩場の連続で勾配もきつ
 い。なおかつ、ガスって時折強い風。バランスを崩しそうに
 なる。汗が滴り息が弾み歩みはのろい・・。

  そんな中で見かけた蚊取り線香、いや金蝶! 暫く足を止
 めて見入ったが、全く逃げる気配がなかった。今の金相場で
 いくらくらいするんだろう、、?(笑)


  ガスが消え時折広がる眺望と草花に疲れを紛らし、『五合
 目まで頑張ろう』『八合目まで上って判断しよう』とだまし
 だまし、重い体を前に運んだ・・。





  八合目前では岩場で足を滑らせ転倒。滑り落ちそうになっ
 た。園田君のとっさの支えで事なきを得たが、愛用のカメラ
 が持ち主に代わって重傷・・。

  避難小屋もガスの中だった。しかし、下山者に散々聞かさ
 れた『強風』の不安は感じられず、昼食を食べ山頂を目指す
 ことにした。


  寒さを覚え防寒を兼ねレインウェアを着て小屋を出発。
 しばらくは平坦な道で不動平到着。


  しか〜し、この後が最悪だった。山頂まで1.2㎞、そこは
 再びガレ場・・。風にあおられ必死の思いで登った。やっと
 辿り着いた火口を囲む山頂部。それは別次元の世界だった。

  風速20〜30㍍かと思われる強風! なおかつ、ガスっ
 て視界が利かない。片や火口、片や崖? お地蔵様が並ぶ細
 い道はあの世へ旅立つ道とも思われた。時々立ち止まって強
 風に耐えたが、恐怖を覚えた・・。


  山頂まで200㍍地点、この先道更に狭く、風更に強く、
 お地蔵様にしがみつかねば吹き飛ばされそうだと園田君。遂
 に勇気ある撤退を決断した。


  そんな中、一瞬覗いた晴れ間にコマクサの撮影ができたの
 は幸運だった。もっともどこにピントが合っているのやらっ
 て写真になったが・・。 


  結局山頂まで登ったのは、日本100名山全制覇を目指す
 木内君唯一人。『流石! おめでとう!』

  その後八合目避難小屋前全員集合。補給・休憩で気持ちを
 リセット。ガスが濃くなり雨も落ち始めた15時前、満を持
 して下山開始。

  出発して数分、突然濃いガスが霧消し視界が開けた。





  束の間の晴れ間だったが、心踊る一瞬だった!

  往路上りで足場の悪い旧道に痛めつけられた我々、復路は
 新道を下りることにした。厳しい登りを思えば当然の選択。
 心なしか皆の足どりも軽い。

  『土』を踏みしめて歩くと、自然を楽しむゆとりも出る!
 緑のトンネルを潜り抜けルンルン気分で先を急ぐ。




  しか〜し、好事魔多しでございます。いや〜〜、この状況
 長続きしないどころか一炊の夢・・。

  ものの数分で岩場・ガレ場のオンパレード。その歩き難さ
 は新道だけにしんどかった(新道かった)。(お粗末!)

  滑るわ転ぶわ、とにかく歩き難いことこの上ない・・。



  悪戦苦闘、登り口に全員戻ったのは日没数分前、そのまた
 数分後あたりはすっかり夜の帳に包まれたのである。

  僅か数分の差で辛うじて最悪の事態を免れた。そんな際ど
 い岩手山登山であった。

  100名山制覇に挑戦中の木内君はいざ知らず、全員異口
 同音に『二度と登りたくない山』と感想を漏らした。

  しか〜し、大事に至らず無事下山で岩手山!(祝って)
  筋肉痛と記憶の残る登山、顔を合わせる度に思い出し語り
 継ぐ登山になりそうだ。

  本日の歩行距離:約15㎞


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