日本の旅第53日。
羽田野君を見送った後、何となく気合いが入らない。ホテル出発は、なんと9時過ぎ。既に暑い。ひたすら8号線を走る。加賀辺りだったか、山が幾重にも連なりその上に、雲が一直線に切れる形で、かかっているのが面白くて(写真)。
また、福井市では、九頭竜川が(写真)を撮る意欲をそそった。
それにしても、今日は北海道的な坂が多かった。アップダウンの連続。加えて厳しい暑さ!
こたえました。水分補給で、コンビニへの駆け込みが増える。その最後を締めるのが越前から敦賀に抜ける坂。武生トンネル前後から道の駅河野までの区間。
坂の終わり方も劇的。道の駅の直前がピーク。道の駅の展望台に行くと断崖!一気に敦賀湾に落ち込む。そして、眼前には敦賀半島。原発があるからでもなかろうが、霞んでいる。(写真2)をご覧下さい。なんとも不思議な印象。
残り20キロ余りは楽勝。快適な下り坂。今日の宿、敦賀の街はこじんまりした印象だ。本日134キロ走破。
宿の近くで夕食の帰り、よろける程の荷物を積んだ自転車。その主は19歳の若者。優しい印象だが、すっかり日に焼け逞しい。聞けば、高校卒業後仕事をし、貯金ができたところで、自分を試そうと日本一周に挑戦。野宿で食費を切り詰めての旅。風呂に入れないのが辛いと彼。
コンビニで夕食になるものを持たせ、絶対に最後までやり遂げろと激励。握手で別れる。いつまでも私を見送っていた。
目が生きている!大丈夫!頑張れ!