人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
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むか〜し、昔、四国は松山に一人の自転車好きの若者がおったそうな。自転車で出会う素晴らしい景色に魅せられた若者は、高く聳える山々の遥か向こうにあると聞かされた絶景を自分の目で確かめたいと、親が止めるのも聞かず佐田岬半島へ旅立ったそうな。親の元へは数日後その景色を愛でる便りが届いたが、後は音佐田音沙汰知れず、二度と故郷へは戻らんかったということじゃ。(22世紀まんが日本昔話)(笑)
スマイリーさんとのツーリング初日、夜8時過ぎ四国入りした我々は疲れた体に鞭打って、野宿の場所を探しとあるバス停の待合所に白羽の矢を立てます。自転車も中に入れて寝袋で一夜を明かすことにしました・・。夜空には星が瞬いていました。 一夜明けて改めてその場を確認します。
伊予鉄バスに感謝! ソファがあれば最高ですが・・。
第2日、5時過ぎに身支度すると6時前行動開始! 上り坂が続きます。周りは山に囲まれています。青空が厳しい一日を予感させる。
やがてまわりの景色が開けてくると、朝靄の中に太陽と恐らく四国本土が見えます。
後方を振り返ると佐田岬先端部が望めます。その先には九州がうっすらと姿を見せていましたが、、、。
地図を見れば棒きれのように海に突出した佐田岬半島。予想されることですが南北両側とも海から聳え立つような急峻な斜面です。海と山と空を楽しむにはこの上ない場所。吾が愛車も満足のご様子。
行く手の山々の山頂近く、何度となく風車が姿を見せる。そして、そのほとんどの風車を間近に通過する。
と、言うことは・・。 その意味するところはアップダウンの連続! ここに来て異変・・。ペダルを踏み込むと太腿や脹ら脛に時折電気が走る。そのまま脚が動かせなくなりそうな不安がのしかかる。この4日間ランに自転車と負担をかけすぎたか・・?
しかし、厳しい道も何時かは終わる。R197から松山へ向かうR378へ入ると徐々に険しい坂は影を潜めた。
名前の通り海岸沿いを延々と走る長浜の道路と時折吹く向かい風、そして折からの暑さには苦しめられたが、圧倒的に透明な海の眺めが気を紛らわせてくれた。
伊予長浜市街の肱川に架かる開閉橋のある風景も疲れを癒してくれた景色の一つだ。
耐えてこそ味わえる快感がある。行き倒れ音佐田無しになることもなく約110キロを走破、松山のフェリー乗り場に待ち受けていたのは、総てを楽しい思い出に変える心地よい潮風と美味しい食事そして素敵な笑顔の美女の接客だった!
写真撮って頂いてありがとう! そして何よりスマイリーさん、楽しい企画をありがとうございました。しか〜し、しばらく坂は結構かな?(笑)
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