交通事情について考える時、サイクリストとして、自転車を擁護する立場からと当然なる。しかし、自転車・自転車ライダーに対する風当たりは強いのが現実だろう。いわゆるママチャリライダーと一緒くたにされたくないという思いもあるが、サイクリストとしての誇りを失わないためにも、先ずは自己反省。
自転車について、特に次の3点が遵守されるよう毅然とした対応を求めたい。
・自転車による
車道右側通行の禁止
・自転車の
傘さし運転の禁止
・自転車の夜間の
無灯火運転の禁止
これは、自転車ライダーとして、かねがね当局による取り締まりを望んでいることです。いずれもが、歩行者・他の自転車・車を巻き込んだ重大事故につながる可能性を秘めている。
ところが、これらに対する重点的・集中的な指導・取り締まりをついぞ見かけない。罰金・過料等を科すところまで踏み込んでもらいたいものだ。
さて、『交通弱者』とは誰のことなのだろう。子供とお年寄りだけが問題なのか。いま一つわからない。しかし、生身の体をさらけ出していることを考えれば、歩行者・自転車を『交通弱者』と言って差し支えないだろう。そう考えるとき、今の道路交通行政は『交通弱者』に対して実に冷たい。車優先である。
歩道こそ絶対に歩行者最優先の筈だが、脇道がある場合はともかく、車の出入りがある場所はどこであれ、車道と歩道を仕切るブロック(縁石)は車が快適に出入りできるよう低く削られている。そのため歩行者・自転車を確認せず、いきなり歩道に左折進入するドライバーが跡を絶たない。
縁石を数センチ高くするだけで、店などに出入りする車は自然に徐行して歩道を横断するようになるだろう。
『交通弱者』配慮のアピールか、単なる美観のためか、タイルを敷いたり、石を埋め込んだ歩道を見かけるが、雨の時など、足を滑らせることにもなりかねない。優先すべきは、安全・歩きやすさの筈である。
車が快適に走られることが優先されている。そのために『交通弱者』を体よく閉め出そうとしている。自転車も車両の筈だが、車扱いされていない。
ある県で国道を走っている時のこと。スピーカーで『自転車は、歩道を走りなさい』の声を残してパトカーが走り去った。道路交通法は、、、?
自転車専用道もあったが、自転車乗りの視点に立って造られたものは少ない。またきちんと維持管理がされているものも少ない。
国道を走っていると、突然『自転車走行不可』の標示。迂回路の標示は一切ない。自動車に対して同様なことは決してないだろう。
トンネル。これも自転車を置き去りにした最たるものである。トンネルの管理者は、実際にトンネルを自転車で走ったのだろうか。北海道など一部を除けば、相当の恐怖と緊張を感じながら走ることになる。
・自転車の通行帯が確保されていない。(車道も幅員が充分でない場合がある)
・歩道を走るにしても幅が狭すぎるものがほとんど。(大型車の風圧は恐怖)
・照明が暗すぎる。(車の前照灯が前提。自転車のライトでは暗闇状態)
以上が重なっているケースが多く、まさに決死の覚悟で走らなければならない場合も多い。
さて、退職して5ヶ月。本来の無精さが表に出てきたようです。ブログの更新も滞ってきました。仕事あっての余暇であり人生であると痛感しています。
貼付の写真は、福岡都心から1時間程の飯盛山からの(能古島・志賀島と、市街地を望む)眺望と、襟裳岬で同宿した小副川氏に拙宅に泊まっていただいた折(9月1日)の記念写真です。何のおもてなしもできず失礼しました。