人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
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最近、自転車に対する意識が変わってきたと感じます。月1000㎞ 走破達成に拘らない自分がいます。しかし、決して目標を放棄したり、諦めた訳ではありません。
で5月29日、初めてのコースを確認しようと下見ツーリングしました。目的地は見帰りの滝、佐賀県相知町の紫陽花で有名なところです。唐津経由で行ったことはありますが、今回は山越えルート。ネットでルートを確認しメモを携え、いざしゅっぱ〜〜つ!!
今回最初の写真はこれ。
菖蒲それともかきつばた?鮮やかな黄色に惹かれました。土地の人によると最初はほんの数株しかなかったそうです。しかし、流石名前負けしていません!生存競争で勝負 (菖蒲) 強さを発揮、瞬く間に勢力範囲を広げたそうです。
この後、いくつか厳しい上り坂を走り樫原湿原到着。
その先は未知の道。余り覚えていません・・。とにかく知らない道だらけ。準備したメモもさっぱり役に立ちません。道に迷うこと幾たび・・。遂には、杉山を縫う細い道を走り続け全く見当がつかない場所に・・。
と、突如素晴らしい風景が眼前に広がります。
中央部の水田!行くべきだったな〜!まるでラピュタ!
近くの水田越しに写真を撮って我慢します。
もう行くことはないでしょう、、。偶然訪ね当てた場所、もう一度と言われても困ります。同じ偶然は期待できませんから・・。しかし、何処に出るか分からない道を走る面白さに目覚めました。
31日、早速リベンジとばかり、再び見帰りの滝への道探しに出撃。ミステリーツアーはワンダフルツアーでありましたよ!
前回に懲りて詳細なメモと地図を持って!しかし、林道が幾つも枝分かれしている山間の地では、気休めにしかなりません。
不安もありますが、豊かな緑への感動が勝ります。
それにしても、車が通らない!
そして、結構な上りが続きます・・。
やがて、道路脇に突如出現したのは、、。
『東山水上行』『青山常運歩』迫力ある筆致に圧倒されます。とんでもない山の中(多分)です。禅寺でもあるのか、次回自転車仲間と共に訪ねることとし、門前を辞することにします。
この後は、まさに秘境の旅の趣!ところがそこに蕎麦屋!商売相手は狐か狸?少し行くと落人の里も・・。それとも白川郷の支店?
下り坂、道は更に狭く厳しくこれまさに深山幽谷。
左手は岩のごつごつした川、右は岩の壁!
川の流れの反響なのか、岩の中から瀬音が聞こえてくるような錯覚に陥ります。
一種の不気味さも感じながら辿り着いた伊岐佐ダム。そこから遠望する山々の景色はそれまでの疲れをすっかり癒してくれました。
そして間もなく見帰りの滝。これもなかなかの見応え。
行楽客の呆れたと言わんばかりの視線を感じながら思いました。紫陽花を愛で、滝を愛でるだけで、この山中奥深くにある絶景とは無縁の人たちなんだなと。
そんなことはおくびにも出さず、しっかりシャッターを押してもらった私でありました。本日の走行距離130㎞。
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