人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
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 私は、生徒が自信を持ち、誇りを持ち、夢を持つようにすることこそ教師の務めであると信じ、そうするべく努めました。一人の人間として自信と誇りそして夢を持つことで、初めて自分を愛おしく思い、更に家族、学校、そして最終的には国を愛する人間になることができると思う。自分自身も含め、それが現実にどれだけできたか、できているかは甚だ疑問ですが、今もそう信じています。
 
 政治家も同じではないか。国民に日本国民としての自信と誇りを持たせ、夢を与えるのが政治家の務めではないか。しかし、ここ数日の様子を見ていると国民であることが歯がゆく恥ずかしく思われる。

 自民党参議院議員。民主党に財布を握られたからか、自民党では勝ち目がないと思ったからか離党の動き。彼らに国は問題でない。大事なのは議席だけ。それを守るためならどこにでも擦り寄る。自分への誇り、ましてや国への熱い思いなど感じられない。
 小沢由紀夫、いや鳩山由紀夫首相。政治資金問題に関する弁明には心底呆れて笑った。要は『お母さんと友だちがやったこと、僕は一切知りませんでした』ということ。誇りのなさ、自立心のなさここに極まれり。矜持ある人間なら、高校生でもあんな言い訳はしない。そんな恥も知らない未成年者が首相であることを恥ずかしく思う。国民としての自信も誇りも夢も持ちようがない。 

 一体いつ本物の大人の政治家が登場するのだろう。如何に苦しくとも国のために体を張って耐え抜き、職責を全うする気概ある首相はいつ現れるのだろう。そんな指導者は歴史上の人物の中にしか見いだせない。そんな国になってしまったのだろうか。
 日本一周の旅で、河井継之助や坂本龍馬ゆかりの地を訪ねた時、それだけで胸が熱くなり感涙を催しさえしました。皆さんにもそんな人物があるだろうと思いますが、今の時代の一体誰がそんな人物に伍することになるのでしょう。

 おそらくは呆気にとられる思いで鳩山政権を見守っているアメリカ。しかし、その種を蒔いたのは外ならぬアメリカである。終戦後の占領政策と民主主義施策・教育。これこそが、恥を知らず、誇りを持たず、利益だけを追い求める国民を増殖してきたのではないか。
 年の瀬に展望のないことを書き連ねたが、決して悲観しているだけではありません。平凡な市井の人の中にこそ、それを意識するとしないに関わりなく、日本人の魂、もののふのDNAが連綿と生きているのを感じるからです。そんな私たちの心に灯火を点してくれる人物の登場を信じます。

 次回は、31日に今年最後のブログを、そして元旦には、皆さんに年賀状をお届けしたいと思っています。

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