人生本番は還暦から!自転車を友として人生を楽しみ味わい尽くすことに挑戦。このblogはその記録。
今回は『町内会を楽しむ法』第3号、「顔のある」「顔の見える」町内会を目指してスタートした活動初期を振り返った。
町内会づくりで一番の狙いとしたのは、次代を担う世代に配慮した町内会にすることでした。 それまで小・中学校進学の際に支給していた2000円のお祝いを、高校進学まで枠を広げ3000円に増額しました。 また、少子化へのささやかな抵抗、そして子育て支援で5000円の出産祝い金を新設しました。 少子高齢化の進行、更にはこの度のコロナ騒動等々、時代は益々不透明感を募らせています。 我々も老い先は不安ですが、若い世代が抱える問題に比べればまだましだと思われます。 この町が孫子の代まで、安らぎの場として受け継がれるよう配慮するのは我々の責務だと考えます。
さて会長辞任へのカウントダウン、砂時計の如く確実に進行中。 その日を待ち遠しく思う気持ちがあるのも事実です。月末の印刷物の仕分けと配付の作業から解放されるからです。 我が月末は、町内会報の編集作業で始まります。これに自治会各部資料・公民館だより等の戸別配付物に種々の回覧物の仕分けと配付・・。 また、これらとは別に町内会未加入世帯を主に100戸を超える戸別配付。作業に追われる月末の気分はちょっとブルー。(笑) 元々町内会への関心低く、還暦過ぎて町内会に首を突っ込んだ者には無駄と感じること多々でした。 町内会・民生委員・子ども会・シニアクラブ・体育振興等がそれぞれ独自に活動していました。互いに協力することで、もっと効率的に活動できる筈です。 町内会報が各団体の広報紙の役目も果たせば良いと考えました。そうすることで、各団体の取り組みを一本化して皆さんにお届けできます。 自治会の広報活動にも同じことが言えます。 戸別配布の資料の場合、校区全体で6000部超が必要です。部署毎・行事毎に発行され、ひどい時には10種近い配付物。印刷総数は!! そもそも配付物が多過ぎると、読む意欲が損なわれかねないし、貴重な資源の無駄にもなります。 個人的には、自治会会報と公民館だより2つで十分と考えます。 回覧用の印刷物もありますが、校区関係のものは自治会会報として一本化できる筈です。
閑話休題、町内会のことに話を戻します。 町内会づくりに際し、会長就任の早い段階から解決を模索したのが高齢者の問題、孤立死・孤独死への対策でした。 三役の打ち合わせでも、しばしば話題になったテーマでしたが、なかなか良い案が浮かびません。 そんな折、食事も取れず身動きもできず、お年寄りが完全施錠の家に閉じ込もった状態になる出来事が町内で起きました。 平成29年、この事故を教訓に町内全世帯を対象に『安心ネットワーク』のアンケート調査をしました。 そして、希望者に電話による定期的な安否確認をする『安心ネットワーク』サービスを開始しました。 高齢化への危機感乏しく、計画にも工夫が足りず、残念ながら一年程で活動休止状態になりました。 高齢化が益々進む中、今一度、血の通う真の意味での『安心ネットワーク』の網を張り巡らす取り組みを望みたい思いです。 そして、この取り組みと前後して副会長B氏、会計C氏の強力な助っ人をお迎えしました。 お二人の支えがなかったら、疾うに仕事を放り出していたに違いありません。
安心ネットワークというソフト面の取り組みは一旦休止、ハード面からの安心確保を目指しました。 クリスマスのイルミネーション設置の取り組み、市の補助金制度を活用した街頭防犯カメラの設置、町内会独自の助成金制度による自宅防犯カメラ設置の奨励。 ハード面の取り組みは、目に見えるため外部に訴える力があるだけでなく、町内に緩やかな連帯や絆を生み出す効果があると考えました。 これらは、お二人の提案・支持あってこそ実現したことですが、この取り組みは、町内に防犯について改めて考え意識する機会をもたらしたと思っています。 このように、町内会の取り組みの成果が町内の一人ひとりに還元されるように努めることこそ、町内会の目指すべき方向であると考えます。 いささか手前味噌でしょうか? 今回はこれにて擱筆。
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